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お知らせ

お知らせ

フルハーネス講習会を行いました

弊社諏訪営業所にて開講

2022年6月6日、8日の両日、弊社諏訪営業所にて「フルハーネス型安全帯(墜落制止用器具)特別教育」の講習会を行いました。
2019年2月1日より一定の作業場においてはフルハーネス型安全帯を使用し特別教育を受けなければならなくなりました。フルハーネス着用の義務化は、労働安全衛生法施行令と労働安全衛生規則の一部改正によるもので、この政令等改正については2019年2月1日から施工されました。経過措置(猶予期間)の2022年1月1日を経て2022年1月2日からは完全施工され義務化されています。
建設業等の高所作業において使用される胴ベルト型安全帯は、墜落時に内蔵の損傷や胸部等の圧迫による危険性が指摘されており、国内でも胴ベルト型の使用に関わる災害が確認されています。そのような背景から、厚生労働省は安全帯の名称を「墜落制止用器具」に改め、国際規格であるフルハーネス型を採用することになりました。それに伴い、名称・範囲と性能要件を見直すとともに、特別教育を新設し、墜落による労働災害防止のための措置を強化しました。高さが2m以上の箇所において、作業床を設けることが困難なところでフルハーネス型安全帯を使用して作業を行う労働者はフルハーネス特別教育を受けなければなりません。フルハーネスの着用が推奨される最大の理由は、墜落・転落時の安全性にあります。お腹周りの1本のベルトで身体を支える胴ベルト型に対して、身体の複数箇所にベルトを通しているフルハーネス型の方が、万が一の時に身体に与える衝撃が少ないのは言うまでもなく、胴ベルトは落下時の衝撃が致命傷となりかねません。また、もし宙吊り状態になった時のことを考えてみてください。胴ベルト型だとランヤードが腰の位置で取り付けられているため、身体が折れ曲がり「くの字」の姿勢となり、お腹で体重すべてを支えなければなりません。場合によっては頭が下になることもあります。それに対してフルハーネス型の場合、ランヤードは肩甲骨あたりに取り付けられているため、宙吊り状態でも基本的に足が下になり直立した姿勢となります。

今回は、6月6日に5名、8日に5名の計10名が特別教育を受講いたしました。座学を5時間受講後、フルハーネス着用方法を座学で学んだ後に実際に着用してみましたが、考えていた以上に着用が複雑で難しく、時間がかかりました。その後、天井クレーンにて吊り上げて宙吊り状態になる体勢も経験しました。クレーンで吊り上げられただけでも身体(特に太ももから股)が締めつけられ痛みを感じました。実際に転落した場合は、フルハーネス型安全帯でもものすごい衝撃を受け非常に危険だと感じました。

フルハーネス型墜落制止用器具は、装着時に各ハーネス(ベルト)を金具等で調節する必要があるので時間がかかります。体型が異なればその都度調節が必要になるので、フルハーネス型の墜落制止用器具の使いまわしは好ましくないかもしれません。但し、一人分のフルハーネス購入に【15,000円~35,000円】の費用がかかる上、使用耐用年数が2~3年程度とされており、約3年で交換する必要があるため今後社員が個別にフルハーネス安全帯を所有・管理できる体制作りが必要になります。

弊社社員は今回の講習受講10名を含む計28名が「フルハーネス型安全帯(墜落制止用器具)特別教育」を受講済みです。(2022年7月19日現在)

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